【現役FPの本音】生命保険で60歳の更新はどうすればいい?

生命保険

(最終更新月:2022年10月)

✔このような方へ向けて書かれた記事となります

「60歳で生命保険が更新を迎えるけど、どうしたら良いのだろう?」

「60歳で生命保険って必要?」

「更新以外にはどんな選択肢があるのだろう?」

✔当記事を通じてお伝えすること

  • 生命保険の更新とは?
  • 更新のときの注意事項
  • 更新時にやるべきこと

当記事は、60歳で生命保険の更新を迎えた方に向けて、そもそも更新はどんなものなのかやどのように更新を検討すべきかを解説しています。

ぜひ最後までご覧ください。

【監修者】ファイナンシャル・プランナー 西藤 裕(にしとう ひろし)

【保有資格】

  • AFP認定者
  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • トータル・ライフ・コンサルタント認定者(生命保険協会認定FP)
  • 生命保険募集人資格
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 簿記2級

 

【経歴】

  • 2011年〜2018年 プルデンシャル生命保険株式会社
  • 2018年〜 保険代理店、不動産会社と提携し、生命保険や不動産のコンサルティング業務に携わっています。

 

生命保険の60歳満了とは?

生命保険の更新や満了について、詳しく解説します。

なぜならよくわからないまま決断を下してしまうと、もったいないことになる可能性があるからです。

  • 更新するのは定期保険だから
  • 更新すると値上がりする
  • 更新しない保険もある?

更新するのは定期保険だから

あなたの生命保険が更新するのは、定期保険だからです。

期限が定まっているので、期間が満了してしまうことを意味しています。

定期保険の期間は以下のようにさまざま。

  • 5年
  • 10年
  • 20年
  • 終身

もっと細かく選べる会社もあります。

更新すると値上がりする

生命保険は更新すると、値上がりします。

その理由は、満了を迎えた年齢で新たに入り直すことになるから。

以前の加入時よりも年齢を重ね、リスクが上がったと見なされて、保険料が上がってしまうのです。

更新しない保険もある?

生命保険の中には更新しない保険もあります。

更新しないパターンは2通りです。

  1. そもそも更新がない、できない
  2. 終身保険で期間に定めがない

これから入るべきはどの保険なのかを正しく検討する必要があります。

60歳での更新には注意|ほかの選択肢も検討しよう

更新はすれば良い訳ではありません。

なぜなら、ほかの選択肢の方が今のあなたに合っている可能性があるからです。

  • 更新以外にも考えるべきこと|解約・乗換
  • 60歳で生命保険はいらない?保障の考え方
  • 転換制度には気をつけましょう

更新以外にも考えるべきこと|解約・乗換

更新以外の選択肢を理解しておきましょう。

ほかの選択肢を知らなければ、期間満了を迎えたら更新するしかなくなってしまいます

更新以外に検討すべき選択肢は以下の2つです。

  • 解約する
  • 別の保険に乗り換える

大切なのは、これからのあなたに生命保険が必要かどうかです。

60歳で生命保険はいらない?保障の考え方

60歳で生命保険がいらないという方もいます。

その理由は、子どもを含めた家族への責任が軽くなり、現金でまかなえるようになったから。

大切なのはお金であり、生命保険ではありません。

これからどんなお金がかかるかもしれないのかをきちんと理解しておきましょう。

転換制度には気をつけましょう

生命保険会社によっては、更新ではなく転換を勧める会社もあります。

なぜなら保障がほとんど変わらずに、保険料が上がらずに済む方法だからです。

転換の仕組みとは、保険に貯まっている解約返戻金を新しい保険に充当していくもの。

つまり、新しい保険を続ければ続けるほど、貯まっていたお金がどんどん減ってしまうのです。

理解して入られる分には良いですが、内容を理解せず加入するのは避けましょう。

60歳での更新でやるべきこと5つ

60歳で更新を迎えた方がやるべきことをまとめました。

闇雲に考えても、よく分からないと放ってしまう方が多いからです。

  • 現契約の内容を確認
  • 必要な保障額を算出|不要な場合は解約
  • 拠出できる保険料を計算
  • 乗換か更新かを決定

現契約の内容を確認

更新を迎えるまでには、現契約内容は必ず調べておきましょう。

すでに無駄なものに入ってしまっている方も多いので、早ければ早いほど良いといえます。

必要な方は、以下までご連絡いただければ無料で現契約の解説も可能です。

必要な保障額を算出|不要な場合は解約

現契約内容が理解できたら、これからの必要保障額を算出します。

必要保障額が分からなければ、どんな保険が良いのかが判断できません

必要保障額を算出するためには、以下の式を用います。

必要資金 – 準備済資金

必要資金は以下のようなときのための資金です。

  • 日々の生活
  • 病気が長引いたら
  • 介護状態になったら
  • 亡くなってしまったら

無駄な保険に入らないためにも、必ず必要保障額を算出しましょう。

拠出できる保険料を計算

必要保障額が分かったら、支払える保険料額を計算してください。

なぜなら保険に入りすぎては、日々の生活を圧迫してしまうからです。

生命保険は種類によって、保険料が異なります。

適した生命保険を選ぶためにも、無理なく支払える額を理解しましょう。

乗換か更新かを決定

入るべき生命保険の内容が決まってきたら、今の保険を更新するのか、乗り換えをするのか決めてください。

保障の内容や契約する会社によって、更新と乗り換えのどちらが良いかは異なります

まずはそのためにも複数社取り扱えるファイナンシャル・プランナーをおすすめします。

60歳で生命保険を更新するときの具体的な3ステップ

更新すると決めたときの具体的なステップをご紹介します。

やり方がわからないまま放ってしまうと、勝手に手続きが進んでしまいます

  • 生命保険の内容・支払額を決定する
  • 更新する内容の書類を取り寄せる
  • 手続きを済ませる

生命保険の内容・支払額を決定する

生命保険を更新する方法は主に2通りです。

  • 内容はそのままで、保険料アップで更新
  • 内容を落とし、保険料を維持して更新

必要保障額などを参考に、どちらで行くか決めてください。

更新する内容の書類を取り寄せる

内容が固まったら、更新書類を取り寄せます。

保障額を変更する場合は、新たに書類が必要です。

期日に間に合うよう、前もっての手続きをおすすめします。

手続きを済ませる

書類が届いたら早めに手続きを済ませましょう。

更新の手続きには、健康状態は問われません

早めに送り返して、保険のことを完了させましょう。

60歳で生命保険を乗り換えるときの手順と注意点

生命保険を乗り換えると決めた方に、手続き完了までの手順をお伝えします。

更新よりもやることが多いので、できるなら担当に任せるのが良いでしょう。

  • 生命保険の内容・支払額を決定する
  • 見積もりを複数社に依頼する
  • 手続きの書類を揃える
  • 手続きを済ませる
  • 加入審査の通過を確認する

生命保険の内容・支払額を決定する

生命保険の内容や支払額を決定します。

内容が分からなければ、見積もりも出せないからです。

まずは内容を分かるようにまとめておきましょう。

見積もりを複数社に依頼する

内容がまとまったら、複数社に見積もりを依頼します。

それぞれ電話して確認するのも良いですが、保険代理店を活用すれば簡単です。

こちらでも20社の中で見積もりが作れるので、気軽にご相談ください。

手続きの書類を揃える

見積もりが出てきて、加入する生命保険会社が決まったら書類を揃えましょう。

会社によって記入する書類が異なります

担当に全て任せてしまいましょう。

手続きを済ませる

書類が揃ったら、手続きを早めに済ませます。

健康状態を確認する診査があるので、時間がかかる場合があります。

早めに終わらせておくことをおすすめします。

加入審査の通過を確認する

加入審査の結果を確認しましょう。

健康状態によって入れない場合もあるからです。

もし問題なく入れれば、1週間以内に証券が届くので、内容を改めて確認してください。

まとめ:

当記事の内容をまとめます。

  • 生命保険の更新とは、期間満了後に同じ生命保険に加入し直すこと
  • 生命保険を更新するときは、その他の選択肢含めてしっかりと検討しよう
  • 更新時にやるべきことは、そもそも保険が必要かを考えること

日本の生命保険の加入率は90%を超えています。

しかし、本当に必要なものだけ入っている人や理解して入っている人も少ないと言われているのが現状です。

家族に安心してもらうことも大切ですが、無駄なものに入ってはもったいないです。

ぜひこれを機会に、必要最低限の生命保険はどのようなものかを検討してください。

保険の見直しや見積もりはお任せください

「生命保険を見直したい」「複数社の見積もりが欲しい」という方は、その旨こちらまでお伝えください。

現役FPのため、約20社の生命保険会社からお見積りが可能です。

そのほかわからないことなどあれば、いつでもご連絡お待ちしております。

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