(最終更新月:2022年10月)
✔当記事はこのような方に向けて書かれています。
「無職でも生命保険に入れるのかな?」
「無職でも入れる人ってどんな人?」
「嘘をついてはいっても大丈夫なのかな?」
✔当記事を通じてお伝えすること
- 無職の人が生命保険に入りにくい理由
- 無職で入れる人の特徴
- 嘘をついて入ってしまうとどうなるのか
当記事では、どんな人であれば無職でも保険に入れるのかがわかるだけでなく、嘘をついて入るリスクも合わせてご理解いただけます。
ぜひ最後までご覧ください。
無職の人が生命保険に加入しにくい理由
こちらでは無職の人が生命保険に加入できない理由を説明します。
なぜなら条件を満たさない限り、無職の人は生命保険に入れないからです。
- モラルリスクがある
- 支払いができない恐れがある
- そもそも保障がいらない可能性がある
なぜ無職の方が生命保険に加入できないのかを見ていきましょう。
モラルリスクがある
モラルリスクがあると生命保険に入れません。
モラルリスクとは、保険金や給付金を不正に取得するために、保険制度を悪用した、道徳的危険のことを意味します。
例えば無職で、1億円の保険に入る方がいたら、何かおかしいのではと思いますよね。
つまり、無職の方を保険に加入させ、保険金を騙し取ったり、保険金目当てなのではと保険会社を疑わせてしまうのです。
支払いができない恐れがある
無職だと支払いができない恐れがあるとみなされて入れないです。
なぜなら保険とは、契約者が公平に保険料を支払うことで、ケガや死亡などの万一に、大きな給付金を受け取れる約束のことだからです。
約束を果たせないとみなされてしまっては、加入を断られてしまうのです。
そもそも保障がいらない可能性がある
無職であると、保障がいらないと判断されて入れないケースがあります。
その理由は、生命保険は、死亡時などに、残された家族へお金を残すために入るものだから。
頼っていた稼ぎのある人から、遺族への生活費に当てるのです。
そのため、無職で無収入の方に、生活を頼っていたとは考えにくく、そもそも保険が必要ないのではと判断されてしまいます。
無職でも生命保険に加入できるケース5選
無職の場合でも、生命保険に加入できるケースがあります。
無職でも保険会社がリスクだと判断しない場合があるのです。
- 専業主婦や学生だが、世帯で年収がある
- 預貯金や不動産などの資産で生活をしている
- 年金で生活をしている
- 無職であることが一時的である
- 保険料が妥当である
専業主婦や学生だが、世帯で年収がある
1つ目は、条件を満たした専業主婦(夫)や学生の方です。
なぜなら世帯で、保険料を支払える年収が確保できていることが多いからです。
加入者本人が、無職でも、世帯の中で保険料を支払える人がいれば、保険会社は、加入を断ることはありません。
預貯金や不動産などの資産で生活をしている
2つ目は、資産で生活をしている無職の方です。
その理由は無職でも、資産があれば、問題なく保険料を支払えると判断されるからです。
無職だとしても、資産に対して適正な保険であれば、入れるということになります。
年金で生活をしている
3つ目は、年金で生活をしている方です。
なぜなら会社から収入は得てなくても、年金が安定して支給されるからです。
保険会社は、毎月の保険料を支払えるという判断します。
無職であることが一時的である
4つ目は、一時的な無職状態の方です。
一時的とは、すでに転職先が決定している場合などのこと。
転職により収入を得ることが確定しているので、支払い能力があるという判断になります。
収入をもらえる当てがあるのなら、それをそのまま保険会社に伝えましょう。
保険料が妥当である
無職でも保険料が妥当であれば入れる場合もあります。
なぜなら医療費や葬儀費用など、かかる可能性が高いお金もあるからです。
無職の方でも、支払う額が妥当とみなされれば、加入を認められるでしょう。
無職なのに嘘をついても良い?
無職だといわなければいいと嘘をついてしまった場合にどうなるかを説明します。
保険にさえ入れれば大丈夫と思い、嘘をついてしまう人がいるからです。
- 職業の申告欄は告知書
- 告知義務違反の罰則
職業の申告欄は告知書
職業の申告は、健康状態を告知するのと同じくらい重要です。
そのため職業申告欄は告知書にあります。
保険会社は職業の告知をとても大切だと認識しているのです。
告知義務違反の罰則
保険には、告知義務に対して、意図的に嘘をついた場合の罰則があります。
なぜなら保険ならではの公平性が侵されてしまうと、保険そのものの仕組みが成り立たなくなってしまうから。
もし告知義務違反だとみなされてしまえば、保険期間内でも保険契約が解除となってしまいます。
どれだけ保険料を支払っていても、保険金をもらえず、保険契約も打ち切られてしまうのです。
無職に関する生命保険Q&A

こちらではQ&Aを紹介します。
多くの方の疑問を事前に把握すれば、あなたの問題も早めに解決できるでしょう。
- 加入後に無職になった場合はどうするの?
- 無職の場合の生命保険料控除は?
加入後に無職になった場合はどうするの?
保険に加入した後に、無職になった場合でも、保険料を支払えれば問題ありません。
保険は会社により、2から3ヶ月支払いが滞らなければ、継続できます。
保険料を払えるかどうかで、保険契約を継続できるかが決まるのです。
無職の場合の生命保険料控除は?
無職の方でも、保険料の控除を受けられます。
しかし、前年1年間、収入の無い無職の方は、保険料控除の対象にはなりません。
つまり、確定申告時に無職であっても、前年1年間に収入があった場合は、保険料の控除が適用される可能性があるので確定申告をしておきましょう。
まとめ:無職の方全員が生命保険に入れないわけじゃない
当記事の内容をまとめます。
- 無職の人もリスクがあるとみなされると生命保険に入れない
- 無職で入れる人は、保険料が払えると見なされた人
- 嘘をついて入ると告知義務違反に相当する
無職の方でも、保険料を払えると見なされれば、生命保険に加入できます。
保険に加入できる基準は、保険料を支払うための収入があるかや、収入と保障額のバランスが妥当かどうか。
きちんと現状を確認したうえで、適切な保険に加入するようにしてください。